岡山県 「ヒバリ照ラス」でPOPUP STORE開催 3/2 -3/16
大人になりたかったあの時、私は岡山にいた。
18歳から22歳までの四年間だ。
岡山市内に「サウダーヂな夜」というカフェバーがある。
そこではいつでも素敵な音楽が流れていて、色んなアーティスとを招いて音楽イベントも行っている。
故郷の山口から岡山に出てきた大学時代、私はそこでアルバイトをさせていただいていた。
その時出会った大人達はどこかキラキラしていた。
その時出会った音楽は私の中のあらゆる感情を揺さぶった。
音楽が好きだった私は週2、3回サウダーヂのカウンターに入り、背伸びをして大人達にに混ぜてもらった。
当時、彼らは店のソファ席であれやこれや討論していた。
音楽について、仕事について、映画や本について。
そんな大人達に憧れ、近くにいたいと思った。
私のアルバイト代はあっという間にCD やハイネケンに変わり、クラブイベントで朝まで踊ることもあった。
あるとき、「サウダーヂな夜」の森山さんが言った。
「素晴らしいミュージシャンは沢山いる。けれど有名な人、世間から注目されている人はほんの僅かしかいない。
世間に対して、未だ日の目を見ないすばらしいミュージシャンがたくさんいること、聞いたこともない音楽があることを知ってもらいたい。
ミュージシャンには、直接お客さんが音楽で心揺さぶられる姿を見てほしいし、ライブを開催したり、CD か売れることで彼らの収入の足しになれば……」
衝撃が走った。
そんな背景があったとは知らなかった。
当時、将来靴づくりを仕事にしたいと思い始めていたが、大学の専攻と異なり悩んでいた。
そんな悩みを森山さんに相談すると、彼は「でれーあちーが!」(すごく熱いね!)と言ってくれた。その言葉が私の背中を押してくれた。
私は縁に恵まれている、縁はつながっていると思う。
そして今、私はblueoverに携わっている。
「もの」の背景、作られる意味、ものを作る人たち、そういった「ものがたり」を大事にしたい。
「ものを大切にする気持ち」
「工場の職人さんや技術を残したい」
どこかサウダーヂのmindに通ずる気がしている。
今回、岡山での開催には特別な思いがあります。
「ヒバリ照ラス」でのPOP-UPは森山さんに相談して開催を決めました。
「サウダーヂな夜」を手掛ける森山さんが手がける複合ビル「ヒバリ照ラス」。
雑貨や本のセレクトショップ、ゲストハウス、イベントスペースが併設されています。
こちらにお邪魔させていただきます。
岡山を出て12年経ち、憧れていた彼らに今の自分を見てほしい。
岡山は大事な場所だから、これからもつながっていたい。
縁でつながっているからこそ、私は岡山に帰る。
(アズマ)
ヒバリ照ラスでは過去にblueoverで私(アズマ)が携わったモデルを特別価格にて展示販売。
※色、数ともに数量限定になります。
LUMMERLAND(ルンマーランド)
爪先に余裕のある、幅広なオブリーク気味のオリジナルラストを採用。
クラシカルなパターン、しなやかさを持つマッケイ製法でうみだされたスニーカーは、機械と手仕事の製法により生み出され、上品な佇まいを兼ね備えながらも、しっかりした履き心地を実現。
経年変化を楽しめる素材も、履きこむ楽しみがあり、手仕事の加わったその姿にふさわしい愛着が生まれます。
ZUK(ズク)
ルンマーランドに使用されている、つま先幅広のラストを使用したスリッポンタイプのZUK。
アッパーのメイン素材にmikeyと同様の発色のいいベロアスエードを使用、履き馴染みを楽しめます。
履き口には強い伸縮性のあるゴムを使用。しっかりと足の甲を包み込んでくれます。
軽量で高いクッション性のあるEVA素材をソール全体に使用することで軽やかで快適な履き心地を実現。
LUKE(ルーク)
メインに厚口ベロアを使用。ベルクロでサイズ調整可能なサンダル。
繊維のつまった厚口ベロアは、タンナーで加工・染色。同色のナイロンテープで統一感ある表情を作り上げました。
マッケイ製法で使用されるミシンを使い、サンダルに生じがちなアッパーの剥がれを防止。堅牢性を高めがながら、ソールはスニーカー同様の加工底を使用しており、クッション性のある履き心地を生み出しています。
それ以外のモデルも限定ではありますが用意する予定です。
■内容
blueover POP-UP STORE
場所:ヒバリ照ラス( HIBARI TERRACE )
web:http://hibari-t.com/#hibariStore
会期:3/2-3/16(10日はアズマ在廊)
アドレス:岡山県岡山市北区表町2-7-15表町商店街内
TEL:086−230−2833
OPEN / 8:00 – 21:00
CLOSED / Tuesday (1F/3F)