marco

marcoの再定義

国内の製靴産業は衰退の一途をたどっています。2011年、ブランド発足当初よりもその状況は改善することはありません。 しかし、培われた工場との信頼関係や連携によって、blueoverはできることが少しずつ増えていきました。
そこで、現代に必要なスマートな表情を持つ、blueoverらしい革靴の姿として、ブランド発足当初より人気の高かった「marco」モデルを再構築することを始めました。

再構築

靴の形を決める木型は、blueover定番の「mikey」の木型をベースに、フォーマルな印象を残すためにノーズを長く設計したオリジナルの木型を作成。象徴的な丸いプレーントゥはそのままに、ビジネスにも使いやすいドレスシューズの雰囲気。オンオフを選ばない形にしました。

完成度

marcoを再構築するにあたり、サンプルの作成を幾度も行っています。すらっとしたノーズから履き口に至るシルエット。後述するソールの特性など、信頼関係を築いてきた工場からの提案により多くのことが実現していきました。EVAソールを使用し、革靴としては驚くほど軽量で、履き心地も軽やかに。

防水レザー

アウトドア性能までの防水は必要ないとしても、日常的にゲリラ豪雨という言葉が使われる現代。marcoには、タンナーとともに作り上げたオリジナルの防水レザーを採用しています。表面的なコーティングではなく、皮をなめす工程で加工を施し、革が存在している限りは防水性能が残り続けます。

marcoの作り

marcoの姿には、小さなこだわりの積み重ねが隠れています。
靴は2層に分かれる構造をしています。靴の上部を「アッパー」下部を「ソール」と呼びます。通常のスニーカーはその二つを接着剤でくっつけますが、marcoは「マッケイ縫い」という、革靴に用いられる製法によって、その二つを縫い付けています。
アッパーとソールを縫い繋ぐ役目をする底部分は、通常フラットな形をしていることが多いのですが、marcoに使う底は、すり鉢状になっておりアッパーを軽く包み込むような構造をしています。
接着ではない、縫いつなぐことで包まれたアッパーとソールの間には、少しの空間が生まれてシャープな縁の表情が出ます。
貼り付けられるEVAソールも、加工によりゆるく外側をラウンド加工。アッパーを縫いつなぐ底とともに、2重のゆるやかなラウンドをもち、marcoらしいといえる独自の姿をしています。
アッパーのレザーはオリジナルの防水レザーを採用。
のっぺりとした表情になりがちな防水性能をもった製品が多い中、marcoの革は自然な表情を持っています。 どこかワイルドで、品のあるそのレザーは、履き込むほどに足に馴染み、これ以上ない快適性を生み出します。

marcoの合わせ方