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ジーンズの聖地で生まれた「循環型ジーンズ」大阪初ポップアップ

いよいよ厳しい冷えこみが続いております。

38日(土)〜9日(日)の2日間、新たな可能性を切り開く循環型アパレルブランドland down under(ランド・ダウン・アンダー) 大阪初のポップアップを開催します。 

land down under〉とは

瀬戸内海に面した街、倉敷市児島を拠点とするアパレルレーベル。
「サーキュラーエコノミー」の考え方を取り入れ、経年変化を楽しみながら長く着られるデザインと、リサイクルしやすい設計を追求した、循環する服づくりを行っています。
技術力の高い国内工場と連携し、これからの私たちにとっての「ほんもの」を表現。

ブランド名〈land down under〉は、代表・池上氏が好むオーストラリアに由来。「英国から見た地球の裏側の大地」を意味する言葉であり、傍流ならではの魅力を伝えたいという思いが込められています。

循環型ジーンズへの取り組み

〈land down under(以下、LDUと略記)〉は、資源を採掘し、モノを作り、捨てるという一方通行のリニアエコノミー(直線型経済)を脱却し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を基盤にしたモノづくりを実践。資源を最大限に活用し、廃棄物の最小化を目指しています。

サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは
資源投入量・消費量を抑え、ストックを有効活用し、付加価値を創出する経済活動のこと。主な特徴は、資源投入量の削減、廃棄物と汚染の最小化、再利用・リサイクルの促進、サービス化による付加価値創出、自然の再生など。リニアエコノミー(大量生産・消費・廃棄型)の代替として、環境負荷や資源枯渇リスクに対応する手段として注目されている。

循環しやすいデザイン

  • 金属リベット廃止:リサイクル工程を容易にするため、金属部品を最小限に。
  • 綿100%の糸・生地:耐久性と風合いを両立させ、リサイクルしやすい設計。

資源のアップサイクル

  • 規格外生地(B/C反)の活用:廃棄予定の生地を採用し、「キズ」をデザインとして昇華。

水平リサイクルの挑戦

  • ジーンズからジーンズへ:大阪の紡績会社と連携し、リサイクルコットンを活用。

長寿命設計とサービス化

  • リペア・リメイク対応:修理サービスを充実させ、長く愛用できる仕組みを提供

 

ブランドの取り組みはアパレルの枠を超え、さまざまなメディアで反響を呼んでいます。その一例として、世界的な経済誌『Forbes』の日本語版に掲載されたインタビュー記事をご紹介します。

インタビュー記事はこちら
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LDU4つの特徴

  1. シーンレスデザイン
    快適な穿き心地と洗練された印象を両立した、シーンを選ばないデザイン。Tシャツからジャケットまで幅広いスタイルに対応。
  2. 国内技術の結晶
    旧式シャトル織機で織られた赤耳セルビッチデニムを使用し、高耐久かつ経年変化を楽しめる一本に。
  3. 循環する素材
    綿100%にこだわり、タグや品質表示までリサイクルを前提に設計。金属製リベットを排除し、環境負荷の少ないものづくりを実現。
  4. 環境負荷のない資源
    工場で眠っていたB/C反のデニム生地を採用し、生地の個性を活かしたデザイン。

LDUのモノづくりと協力工場

オーダー品はすべて自社内で生産し、既製品は信頼できる協力工場とともに製作しています。オーダー品には手縫いのボタンホールなど手仕事を加え、一つひとつに愛着を持って長く着てもらえる工夫を施しています。また、受注生産にすることで無駄な在庫を減らし、使い手が決まってから製作することで、その人を思い浮かべながら丁ねいに仕立てる“健全な”生産方式を大切にしています。

製織(テキスタイル)

  • 篠原テキスタイル(広島・福山)
    福山で110年以上続くテキスタイルメーカー。技術力に加え、地域や異業種とのコラボにも挑戦。工場は100%再生可能エネルギーで稼働。
  • タケヤリ(岡山・倉敷)
    1888
    年創業の倉敷帆布の老舗。旧式シャトル織機を使用し、経糸に糊を付けず丁寧に織り上げることで、洗うほどに風合いが増す生地を生産。

整理加工

  • コトセン(岡山・倉敷)
    生地に防縮(サンフォライズ)・ねじれ防止(スキュー)加工を施し、形状を安定化。リユースを容易にするため、柔らかな風合いを保持

パターン

  • ikajuM(岡山・倉敷)
    ヴィンテージデニムの研究を重ね、新旧のバランスを備えたディテールを生み出すパタンナーが設計。

裁断

  • 木下カッティングセンター(岡山・児島)
    ジーンズ・学生服の産地・児島に位置し、熟練職人の正確かつ迅速な裁断作業を行う工場。

縫製

  • 角南被服(岡山・倉敷)
    国内最大級のジーンズメーカーで、150台超の改造ミシンを駆使。新技術開発にも積極的。
  • etau(岡山・倉敷)
    少数精鋭の縫製工場。密なコミュニケーションを重視し、丁寧で正確な縫製を実現。

織りネーム

  • 柳澤ウーベン・ラベル(福井・坂井)
    福井で製作された綿100%の織りネーム。品質表示も綿100%にこだわり、手作業でサイズ表記を刻印。

リサイクル

  • 新内外綿(大阪・岐阜)
    穿けなくなった製品は、責任をもって回収し、リユースの検討を行います。まずはヴィンテージやリメイク販売を優先し、再利用が難しい場合は、リサイクル[反毛]にて処理します。製品はワタ状に粉砕され、ヴァージン綿と配合することで、新たな服の原料として資源を循環させます。

製品ラインナップ

CUSTOM ORDER JEANS

3つのシルエット(WIDE TAPERED / LOOSE-FIT / WIDE CLASSIC)をベースに、生地・ステッチ・ポケットの形や数・サスペンダーボタンなどをカスタマイズ可能。ライフスタイルに寄り添う、あなただけの一本を。

CUSTOM ORDER JACKETS

既存のWORKWEAR JACKETをベースに、生地・ステッチ・ポケットの形や数をカスタマイズ可能。自分らしい一着を仕立てます。

LOOSE FIT PAINTER PANTS

実用性とデザイン性を兼ね備えたペインターパンツ。ハンマーループ&ツールポケット付きのルーズフィットシルエットで、作業着としても街着としても映える一本。3種類の生地から選択可能。

ICE BLUE岡山県倉敷市の5ブランドが協力し、回収したユーズドデニム&端切れを「反毛」技術で再生したリサイクルデニム。グレーがかった青に、古着や端切れ由来の奥行きある色合いが魅力。

OFF-WHITE厚みのあるオフホワイトデニム。はっきりとした綾目と赤耳がアクセント。

INDIGOWIDE TAPERED JEANSDENIM WORKWEAR JACKETと同じ、赤耳セルビッチデニムを使用。

CIRCULAR COTTON SHIRTS & SHORTS

衣服の循環を考え、海洋問題へのアクションを広げるため、日本財団「海と日本プロジェクト」とともに開発した天然素材100%(プラスチック不使用)のコットンシャツとショーツ。老舗織布工場・ショーワ社(倉敷市児島)製の2種の生地を採用。

INDIGO(シャツ・ショーツ):長繊維コットン糸を使用した、シャリ感と上品さが特徴の5.5ozのクリーンなデニム。

OFF-WHITE(シャツのみ):甘めの織りで、やわらかな風合いが魅力。

KHAKI(ショーツのみ):ムラ感のあるネップ入りヘリンボーン生地(8oz)。

「循環」の核は、ひとつの服を永く着続けること。変化を楽しめる素材を選び、時を重ねるごとに魅力が増すデザインを追求しています。岡山・倉敷の伝統技術と環境に配慮した素材を活かし、リサイクルやアップサイクルを実践。会期中は〈LDU〉代表・池上氏が全日参加し、ブランドの理念やこだわりを直接聞ける貴重な機会です。ぜひ〈LDU〉の循環型ジーンズを体験してください。

Information

land down under POP UP at struct

日程:38日(土)〜9日(日)

時間:12:0019:00

会場:struct

住所:大阪市西区京町堀2-3-4 サンヤマトビル1F

※池上代表が全日参加。

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